サッカーJ3に所属するチームのスポンサーの特徴とは

スポーツチームに欠かせない存在のスポンサーシップについて今回は、J3に焦点を当てJ3のスポンサーの特徴について解説していこうと思います。

スポンサーシップとは

スポーツビジネスでのスポンサーシップは、チームやクラブにお金やサービスといったモノを提供し、自社のブランドや製品をプロモーションすることを指します。双方のメリットを交換し合うことで、お互いのニーズを満たすことができます。

例えば、チームは選手強化のための資金が必要だとし、企業は自社のブランドを宣伝し売上を上げたい状態であるとします。企業はお金をチームに払いその代わりにユニフォームに会社名を載せてもらう契約ができます。チームとしては、資金が増え選手強化ができ、勝利につなげることができます。チームが勝利し、認知度が上がると企業の認知度も上がるため企業の売上も上がると考えることができます。よって企業はチームにより多くの資金を提供することができます。この双方にメットがあるサイクルが続いていき、スポンサーシップは成立しています。

Jリーグのスポンサー

Jリーグのスポンサー収入は、年々増加傾向にあります。中でも、J3は全体の収入の56%をスポンサー収入が占めており、J1の42%よりも高い割合であることが分かります。

Jリーグの事業

Jリーグでは、チケット収入や放映権料、ファンクラブ等を主な収入源とし、これらをチームの強化また、ホームタウンのスポーツ振興や地域社会と連携する様々な事業に投資し、ホームタウンでのクラブの価値を高め、地域発展を行っています。

J3の収入とスポンサーの特徴

J3のチケット収入は、収入全体の10%が占めており、J2では13.9%、J1では18.7%となっています。このことから、J3ではスポンサーシップの収入に依存してしまっていると考えることができます。
一方で、J3の女子チームやアカデミー活動からの収入はJ1とJ2よりも高い割合となっています。

J3の地域活動

J3では、地域密着型活動に力を入れ地域に根差した企業からの共感を得ることで、スポンサーの獲得につなげています。スポーツ教室やイベントへの参加を通して地域と交流するだけでなく、環境問題や気候変動に対する取り組みを行うなど、SDGsの達成に向けた取り組みも行っています。

また、前述した数値分かるようにアカデミー活動に力を入れていることが分かります。

このように、地域密着型活動で地域に貢献し、地域でのチームの価値を高めていくことがJ3にとって重要な活動となり、大きな収入源となっているのです。




まとめ









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